留美子先生の一日(作画期間)

 

午前中~ キャラのペン入れ7~8枚

12:00~ 昼食や家事

16:00~ 読書や家事

19:00~ 夕食や家事

21:00~ 作画スタート

翌日  (昼寝、うたた寝あり)

9:00~ いったん終了、就寝

12:00~ 昼食や家事

16:00~ 作画スタート

19:00~ 休憩・夕食

20:00~ 作画再開

翌日

9:00~ 終了

 

(引用:令和3年6月1日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

漫画1話の完成まで

 

・打ち合わせ1日(3~4時間)

・ネーム3日

・作画2日半ほど

 

まずは担当編集者との打ち合わせ。グッズの監修や雑談をしながらだんだんと次の話になっていきます。次にネーム。1日大体6P程度進めます。23時から始めて、朝6時くらいまで書き、その後担当者に見せて軽く打ち合わせをします。それを3日行います。

そして以前答えたタイムスケジュールで作画をします。

自分のペン入れは1枚あたり、下書きに30~40分、キャラのペン入れに20分。トータルで1時間くらいです。背景や仕上げはアシスタントにお願いしています。自分の手が空くとこがたまにあるのでその際は、アシスタントの子達と同じようにトーンを削ったり背景を描いたりしますね。つまり5~6日で1話完成というところでしょうか。

 

(引用:令和3年6月2日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

留美子先生が最近読んで面白かった本&中高生におすすめの本

 

人に本を薦めるのは結構難しいものですね。せっかくなら面白いと思って頂きたいものですから。

最近の作品じゃないですが、浅田次郎先生の「蒼穹の昴」はおすすめです。それとアガサ・クリスティ棚に通い、買っては読むという毎日を繰り返していました。そしてほぼ全作読み終えました。すごく面白かったのとミステリの作り方の勉強になったのでよかったですよ。

 

(引用:令和3年6月4日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

漫画家に向いている人と向いていない人の違いは

 

難しい質問ですが、漫画家にむいている人の傾向を3つ思いつきました。

1つは身体が強い人です。まあまあで大丈夫ですよ。

2つ目はひとつのアイディアに固執しない人です。その時に違う方向から物事をよく見たり、何か使えるものはないかなと探すことも重要です。その中で面白いものが見つかった時、サッと方向転換できる人はむいていますね。

最後は当たり前ですが、漫画が好きな人です。漫画を描くことはとても楽しいことです。苦しみながらも描くものではないと思います。心からそう思える人がやっぱりむいているのではないでしょうか。

 

(引用:令和3年6月5日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

高橋先生に憧れ絵を描き続けているのですが、最近同級生やSNSで自分より上手な人が多くしんどくなる日々が続いています。高橋先生はそんな時期がありましたか

 

大変今風な悩みですね。でもすごく分かります。

ただ、私が子供の頃は漫画家以外の方の絵を見る機会が極端に少なかったです。

あれはデビュー前くらいの話ですが当時の担当編集者から「君は絵の練習をしなさい」となかなか真剣な表情で言われた時、「えー私ってえが上手くないんだ」と気づかされた記憶があります。

今思えがなかなかいい時代に漫画家デビューできたなと思います。最近の方達は本当に絵が達者ですよね。調べ物をする際、ネットを利用するのですがそこでたまたま見かけるイラストや漫画がすごく上手なものばかりでいつも感心します。

 

(引用:令和3年6月6日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

これまでかわいいとビビッときた芸能人は

 

うーんなるほど。皆さんかわいいのでとても悩みますね。

あっ、でも最近だと吉岡里帆のどんぎつねさんはすごく可愛いですね。TVでCMが流れると思わず見入ってしまいます。

 

(引用:令和3年6月7日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

長髪の男性キャラが多く登場しますが、先生は長髪の男性キャラが好きなのですか

 

すごく機能的な問題で、単純に長髪の方が漫画っぽいからです。特徴もつけやすいし、前髪が風で乱れてもその人だとわかる感じが便利だと思っています。

 

(引用:令和3年6月8日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

主人公とヒロインの関係が毎回素敵。みんな好きとはっきり言わなくともお互い両思いなのが伝わります。絆を表現する上でのコツは

 

私の感覚ですが漫画において主人公とヒロインが互いに「好き」と言ってしまうとその瞬間、彼らの物語が終わってしまう印象があります。ですから、大切なのは❝言葉にしない事❞です。そうすると2人はすれ違い、勘違いをすると思います。「目の前の相手が自分をどう思っているのかわからない」そんな時、たまに好きなのかなと思わせる出来事があるとたまらなく嬉しいですよね。

「好き」という表現は言葉だけじゃないです。2人は好き同士であると読者に気づいてもらう。けれど、当の本人たちはわからない仕掛けにする。そんな工夫をうんうん言いながら考える日々ですね。

 

 

作品を作り始めるときのやり方についてお話が聞きたい

 

連載の場合、ざっくり方向性を決めます。

コメディーかシリアスか。それから世界観を決め、その世界にハマるキャラクターを考えます。一番大切なのはキャラクターなので、ヒーロー・ヒロインのバランスなどを考えます。ストーリーはその週が面白くなればと思って結構アドリブで進めていきますね。

 

(引用:令和3年6月10日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

歴代のタイガース助っ人外国人で好きな選手は

 

私もウィリアムス好きです。あと、メッセンジャー。投手が多いですね。ホームランバッターを熱望しています。助っ人外国人以外で言うと最近のイチオシ選手は梅野です。昔からキャッチャー好きなんです。

 

(引用:令和3年6月12日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

女の子たちの服がとてもかわいいと思っていました。参考にしているものは?

 

昔はファッション誌やテレビでタレントさんが着てて可愛いなと思った服を参考にしていました。今はネットショッピングのサイトを見ています。最近描いたお気に入りは、「MAO」の幽羅子の服装ですね。

 

(引用:令和3年6月13日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

連載が終了した作品のキャラに対する感情は

 

「お疲れ様、ありがとう」という感情です。連載終了する少し前から、一人一人にお別れを言う感じで描いていたりします。ですが、昔のキャラクターを今でも好きでいてくれる読者の方の手紙などをいただくと、本当に嬉しいです。

 

(引用:令和3年6月14日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

大学生でデビューしたので両立大変だったのでは?眠たい時は?

 

そんな時は思い切って寝てしまった方が良いですね。短い時間でサッと居眠りをすると頭が冴えます。私は大体3~4時間で目が覚めるので、足りない分は昼寝とかプロ野球のナイターとかを観ながらうたた寝をしています。だいたい1・2時間くらいですね。なので1日のトータルでいうと6時間くらい寝るともう充分ですね。

 

(引用:令和3年6月15日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

好きなテレビ番組は

 

「月曜から夜ふかし」「アメトーーク」「ロンハー」「プレバト」「ぐるナイ」「ホンマでっかTV」「有吉反省会」「チコちゃんに叱られる!」「ガキ使」など…

あとはデカ盛り・大食い番組大好きです。ドラマは「相棒」。基本、テレビっ子です。

 

(引用:令和3年6月16日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

子供のころから今でも心に残る漫画は

 

幼い頃は「おそ松くん」「オバケのQ太郎」「パーマン」、手塚先生の「リボンの騎士」「W3」「どろろ」です。空を飛ぶ、変身、怪奇など夢いっぱいの作品ばかりで、今の私の漫画は多大な影響を受けていると思います。

 

(引用:令和3年6月18日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

学校がある日も漫画を描いたりしていましたか?

 

中高生の頃、夜中こっそり描いてました。描きたかったので。大学3年の時、デビューして、両立させてのですが、夏休みや冬休みに集中して描きました。コツは、「描くのを楽しむ」という事かも。

 

(引用:令和3年6月19日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

作品を描く上で意識されている読者層はどのっくらいですか?

 

少年誌の場合、小学校高学年から30代40代くらいまでの方を意識しています。若い頃はストレートに楽しんでもらい、大人になってもう一度読んでも「読むに堪える」作品になるようにと願って描いています。

 

(引用:令和3年6月20日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

おじさんたちへの愛を感じます。作品でおじさんを描く時に心がけているところはありますか?あと、あじさんのこんなところが好きというのはありますか?

 

私の場合、作品の中におじさんがいると、物語にふくらみが出ます。おじさんにしか言えないセリフもありますし。やっぱりいろんな年齢層が作中にいると描きやすいんですよね。家族のため一生懸命に働いているだけどいまいち報われない。そんな状況でも、小さな幸せを見つけ懸命に生きていく。そういったおじさんの背中には愛おしさと切なさがあって割りに好きです。ただし、かっこ良くて強いおじさんが描けないです。それを描くのであればかっこいい若者を描きたくなります。

 

(引用:令和3年6月21日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

作品内で「動かしやすい」「いきいきと動いてくれる」キャラにするコツは?

 

私は「この人はどんな人間なんだろう」から入ります。こういう時、どんなリアクションをするのか。それは何故なのか。確かに他のキャラとの関係性も重要です。それは、それぞれ役割があるからです。ボケ、ツッコミ、まわし、あと場を落ち着かせる人とか。キャラが被らないことも重要ですね。

 

(引用:令和3年6月22日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

どこか誰かと似たり寄ったりな絵柄になってしまう。。でも留美子先生は誰が見ても先生と分かります。どうやったら自分の絵柄が確立できる?

 

私もデビュー前は色々な先生の絵を真似て描いていました。それがミックスされて今の絵柄になっていますので。まずは好きな絵をたくさん手本にしていいと思います。いずれ、それが熟成されてあなたの絵柄になるでしょう。

 

(引用:令和3年6月23日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

漫画を描く上で何か決めていることは?

 

読んでいる人が傷つかないことです。私の漫画は気軽に読んでほしいから。

ギャグであれば馬鹿馬鹿しく、シリアスでも辛い場面を書くときはできるだけ客観的に。漫画の中で誰かが傷つく場合でも最低限の尊厳があるように気を配っています。漫画は娯楽なのでテーマや思想みたいなものはあまり考えていないですね。読んで、楽しんで、そんな人生悪くないかもって。私の漫画でそう思ってくれたらすごく嬉しいです。

 

(引用:令和3年6月24日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

最近の作品は1Pあたりのコマ数が少ない気がします。作品ごとに変えている?らんまはコマ数が多く情報が盛り沢山、MAOは少ない分迫力があり

 

作品によってはコマ割りも意識的に変えていますね。

『MAO』に関しては人間1人が立っているシーンに大胆に1P使っていたします。世界観や衣装をわかりやすく描いた方が物語に入り込めるような気がするので。特に最初の頃は摩緒や菜花の「目のアップ」が物語の性質上、大切なコマになるのでゆったりとしたコマ割りになっていますね。

『うる星やつら』『らんま1/2』の頃は基本、1話完結の読み切りなので自然と情報量が多くなっています。ストーリー漫画は結構大ゴマが使えてすごく楽しいなと思っています。

 

(引用:令和3年6月25日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

ファンレターは読んでいますか?

 

もちろん読ませていただいています。

漫画家は褒められないと生きていけない生き物だと思っています。自分の漫画を誰かが読んでくれていると思えば勇気が出ます。なので、お手紙楽しみに待ってますね。

 

(引用:令和3年6月26日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

ヒロインに感情移入してしまうタイプです。留美子先生は感情移入しますか

 

ヒロインだけではなく、キャラの感情はとても大切なのでそれぞれの気持ちを考えながら描いています。思い出話は1つ。『犬夜叉』を描いていた時、かごめが「私は犬夜叉が好きだったんだ」と気づき、「会いたい」と泣く場面は、自分でも描きながら、ジワッとしました。

 

(引用:令和3年6月27日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

キャラクターで大切にしていることは

 

私が大切にしていることはキャラの性格がブレないことです。性格を貫いてこそ、その後に意外性も描けてくると思うし。あと、人として愛すべきところが1点でもあればいいかなと。まず、自分がキャラを愛すること。とても大切だと思います。

 

(引用:令和3年6月28日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

好きな食べ物、料理は?作ったりする?

 

料理は結構しますね。麺類が多いですね。

大体、小松菜とか油揚げとか冷凍しているので簡単なそばとか作って食べます。パスタも大好き。ナポリタンが特に好みで、よく作っています。暇があれば煮込み系とかもやります。あれは楽しいです。とにかく、それ以外は手のかからない日々の料理をほぼ毎日やっていますね。

 

(引用:令和3年6月29日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

お仕事で辛いことと楽しいことはどのくらいの割合?

 

楽しいことが9割5分くらい。のこりの5分の部分は「眠い」の辛さですかね。寝てしまいますが。私は好きな仕事をさせてもらってラッキーだなと思っています。

 

(引用:令和3年6月30日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

キャラがブレないようにするためには?

 

キャラは最初から確立している訳ではないので、エピソードごとにその人物のリアクションをさぐっていきます。ぼんやりでいいので生きてきた環境、経済力、プライドの置き処なども考えます。これらは人物のリアクションの根拠になるからです。ある程度の人物像を把握したら、それを貫きます。意外な行動も必要ですが、根拠を理解していればブレません。逆に物語の都合でそのキャラらしくない行動をさせるとブレると思います。

 

(引用:令和3年7月1日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

印象に残っている胸キュンシーンは?

 

『うる星』最終回、あたるの叫びからの抱き合うシーン、『めぞん』プロポーズのシーンなどは昔描いた作品ながら、いまだに好きです。『らんま』『犬夜叉』『RINNE』それぞれがありますが、全部は書ききれないです。

ただ、この3作品では男女が向かい合っているより、ヒロインが恋心に気づいたり、一人密かに喜んだりときめいたりしているシーンが好きだったりします。

『MAO』はまだ日が浅いのでそういう場面は絶対数が少ないのですが、8巻のデート(?)回は結構好きです。

 

(引用:令和3年7月3日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

犬夜叉やMAOでは時代がワープするのですが、なぜワープさせようと思ったのですか

 

時を駆ける事はジュブナイルの一大ジャンルなので、好きです。

そして『犬夜叉』『MAO』ともに物語の核となる事件は過去に発生している。それを現代のヒロインとからめるのは、現代感覚を持ったヒロインをナビゲーターにする事により読者のかたに同じ目線で感情移入していただきたいなと思っているからです。

 

(引用:令和3年7月3日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

連載している途中で初めに考えていたものとは違う方向に路線を変更したキャラは?

 

一番変わったのは『めぞん』です。最初は貧乏アパートの人々の群像劇、人情劇にするつもりでしたが、ゴリゴリの恋愛劇になりました。

 

(引用:令和3年7月4日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

お笑い好きだそうですが、今気になる芸人さんは?

 

最近だと「ぺこぱ」とか「宮下草薙」です。

ネタ番組で絶対見逃したくないのは「サンドウィッチマン」と「パンクブーブー」、「ミルクボーイ」。同じネタを何度見ても面白いので。

 

(引用:令和3年7月5日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

好きなジブリ作品は?

 

ジブリ作品はほぼほぼ映画館で観てます。やっぱり『ナウシカ』かなー。ジブリ第1作ですよね?それ以前から宮崎駿さんは大好きで、『ナウシカ』は宮崎さんの世界を世の中にぶちかました感があって、≪私の見たかったアニメだ≫と嬉しかったです。

 

(引用:令和3年7月6日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

最近大笑いした事は?

 

一番近いとこでテレビで見たチョコプラの「悪い顔選手権」ですかね。バラエティ大好きなので、その都度笑っています。

 

(引用:令和3年7月8日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

青山先生から灰原哀ちゃんの色紙をもらったとのことですが、哀ちゃんが好きな理由は?

 

顔と髪型が可愛いし、コナン君と同じ中身は大人ってのがグッときますね。あと声が林原めぐみさんてのがベストマッチです。

 

(引用:令和3年7月9日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

「かぽーん」とか「ちゅどーん」みたいな擬音はどうやって思いつくの?

 

感じたままに、ですが「ちゅどーん」の発明者はサンデーで『でんきボーイ』という漫画を連載されていた田村信先生なのです。雑誌のインタビューで何度かお伝えしているのですが。

大好きでオマージュのつもりで拝借したら、私発信みたいになってしまい申し訳ないです。田村先生、すみません。

自分で好きなのは蹴り飛ばされた男子生徒たちが編隊を組んだ時の「ぶるういんぱるす」です。もはや擬音ですらありませんが。

 

(引用:令和3年7月10日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

気合をを入れる時はどんなものを食べたりしたりしますか?

 

ネーム中には必ず魚介類メニューを食べます。DHAやタウリンが脳や体に良いのではないか?という強い思いこみで、おなじないみたいなものです。事実はどうでもいいんで。

あと、作業中は必ずエプロンをします。仕事モードに入るためのハチマキみたいなものです。

 

(引用:令和3年7月11日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

寝る前のルーティンは?

 

小説や漫画を読みながら入眠します。ここ数ヶ月はナガノさんの『ちいかわ』を何度も何度も読んでます。

 

(引用:令和3年7月12日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

ライバルだと思う漫画家は?

 

漫画読む時は読者になってしまうので・・・。描く時は自分の事で勢一杯ですし。

強いて言うなら「過去の自分」ですかねー。「高橋の過去作は読んでたが、暇なので新作も読んでみるか」と思ってもらえるとありがたいです。

 

(引用:令和3年7月13日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

るーみっく作品の主人公同士で闘ったら1番強いのは?

 

選手は各作品から一名ずつエントリー。

諸星あたる、早乙女乱馬、犬夜叉、六道りんね、摩緒の5名。

広めのリングが土俵を用意します。ただし何度ダウンしても良し、決着は動かなくなるまで。犬夜叉の鉄砕牙、りんねの死神のカマはセットなので凶器にあたらないとします。賞金賞品の有無でも戦況は変化します。

コンプラ時にアレですが、女の子が賭かるとあたるは強い。回復も早い。乱馬は負けるのがイヤなので勝つまでやめない。犬夜叉は半妖なので人間より強い。りんねは金銭がからむと強い。摩緒は死にません。手っ取り早くバトルロイヤルにします。

で、犬夜叉はルールをいまいち理解できず早々にリングアウトする可能性が。摩緒はこういう試合に興味が持てず棄権するかも。

残り3人、動けなくなるまで頑張ってほしいと思います。予想はつきません。

私も書く手が疲れたのでここまでとします。

 

(引用:令和3年7月14日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

先生の描く悪役や敵役はなんだか憎みきれない人ばかり。どのような気持ちで描いてるの?

 

悪役は結構むずかしいです。基本自分が理解できる人しか描けないので、この人はなんでこんな仕上がりになったのかを考えたりします。奈落は人間要素多いめだったので、良くも悪くも行動の動機がわたっていたため描き易くはあったのですが、もっと悪い事をさせたかったです。私にもっと❝悪❞の想像力があれば、と描いている当時は思っていました。

 

(引用:令和3年9月15日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

キャラに持たせる武器を考える時に大事にしていることは?

 

その人らしい武器、というのは結構考えてます。

「犬夜叉」の鉄砕牙・天生牙・爆砕牙は好きです。飛来骨とかもシンプルで好きです。あとは蛇骨刃は紙と糸で模型(?)を作って武器として成立するか自分で納得した上で描きました。

 

(引用:令和3年10月21日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

女性キャラを描く上で大事にしていることは?

 

ありがとございます。ヒロインは主役の男子とのバランスを大切にしています。あとは明るさと清潔感ですかねー。

 

(引用:令和3年11月5日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

よく猫が登場しますが、好きなんですか?飼われたりしていますか?

 

実家が産婦人科医院で、居住スペースと病棟がつながっていました。

病室には赤ちゃんもいたため、フットワークが自由な猫は飼えない環境でした。猫に慣れぬまま生きてきました。二週間ほど人の猫を預かった事があるだけで、飼った事はないのです。

 

(引用:令和3年12月28日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

犬夜叉を戦国時代、MAOを大正時代に設定した理由は?

 

犬夜叉を戦国時代にしたのは、なんか妖怪が活動し易そうな世界だなと思いまして。

MAOの大正時代はまだ夜の闇が深くて、怪異その他が良くなじみそうな感じがいいなと。和洋折衷な絵を描いていて楽しいです。

 

(引用:令和3年12月28日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

キャラデザのコツは?

 

しっくりくるデザインにたどり着くまで、たくさん描く事です。髪の流れひとつ取ってもキャラの性格というか見え方が違うので。

ちなみにMAOの菜花は半年以上かかりました。後ろ髪1本のハネを描いた時に、やっと「この子だ」と納得いきました。

 

(引用:令和4年1月6日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)

 

 

漫画家になりたいと思ったきっかけは?

 

子供の頃から絵を描く事も漫画を読む事も好きだったのですが、中学生くらいの頃池上遼一先生に憧れて、同じ世界に行きたいと思った事が強い動機になりました。

 

(引用:令和4年3月4日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/Twitterより)